晴れやかな元旦となりました。令和7年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
本年も皆様にとって健やかな日々となりますようお祈りいたします。
2025年のおせちは宮崎の食材をふんだんに用いた献立を作りました。それぞれの土地で大切にされてきた伝統野菜や、宮崎で育まれた畜産海産物に目を向けながら、レシピ作りや撮影に取り組ませていただき、満たされた心地でおります。この時間が有ることに感謝したいと存じます。また、これまで開催しておりましたおせちの会のレシピも更新できましたので、本年は冊子への準備を進めております。その節はご案内申し上げます。宮崎の食材を知りながら、みなさまとそのおいしさや恵みを共有できればと願っています。
写真は伊達巻、児湯郡新富町の「中村養鰻」の「味鰻」を中心に巻いています。巳年の2025年。幸運をたくさん巻き込めますように。以前、中村水産の中村代表がうなぎの養殖場に行くとその日の鰻たちの体調を感じることができると話されていて、その真摯なお言葉に感動したことが思い出されます。
手前左から
1.きんかんの白ワインコンポート (串間市)
2.レンコンとゆずのはちみつなます(水沼神社湖水ケ池のれんこん)
3.車海老(延岡市)
4.大根と金時人参のなます(綾町)
5.鰻伊達巻(児湯郡新富町)
6.若草ごまめ(五ヶ瀬町宮﨑茶房釜炒り茶、延岡いりこ落花生)
7.黒豆
8.栗の渋皮煮(高千穂町)
9.へべすぶりの照り焼き(日向市)
10.かずのこ
11.ローストポーク日向夏醤油漬け(宮崎ブランドポーク)
12.たたきごぼう(三股町ごま、綾町ごぼう)
13.黒豆と釜炒り茶のパウンドケーキ(宮崎県五ヶ瀬町宮﨑茶房)
14.特選釜炒り茶(宮崎県五ヶ瀬町)
いつもは筑前煮や慈姑を加えているのですが、今回はメニューを減らしたので、より丁寧に向きあうことができました。
ほぼ2日で完成しますので、気楽につくれます。おせちスケジュール表や材料リストなどを作るのも心弾みますので、今年の会でもお伝えしたいと思います。今年は地域のお煮しめやお雑煮を調査してみたいなと考えています。
おせちはこれまで毎年関西に暮らす母がとても喜んでくれるので、郵送しておりました。残念ながら今年は送る宛がなく寂しい気持ちにもなりますが、これからは心の中に母を想いながらおせち作りに心を込めたいと思います。レシピになってみなさまの大切な方々にもどうぞ届きますように。
令和七年
篠原有紀子