少し前になりますが、6月11日は熊本 泰勝寺 茶の市に宮崎茶房様のお手伝いに出かけました。
京都に続き、こちらも穏やかな時間が流れ、日本のあちこちから集まったお茶農家さんがおいしいお茶を販売されていました。宮崎茶房のかおりかおる釜炒り茶ファンの方が多くいらっしゃり、あっという間になくなってしまいましたが、こうしてお茶を好きな人々を通じて広がる輪は、ゆっくりではあるけれどその絆は強く、長く続いていくことが伝わってきました。
いつも泰勝寺から発せられる料理教室やお菓子のお知らせは、引き寄せられるように見てしまい、そこから食べなくともおいしさが伝わってくるのですが、いざ食べても期待以上に満たされるものばかりでした。
お菓子でも農作物でも、どこでどんな気持ちで作ったかを伝え、それに共感してくれる人に伝わり、食する人の心と体を満たすことは、作った人の喜びにも変わります。心のつながりが循環する場所でものを伝えられるのは、お互いに心地よいものだなと実感しました。