大崎漆器店

大崎漆器店は江戸末期創業の輪島塗の漆器店

大崎漆器店
石川県輪島市鳳至町上町28

器は料理の着物
魯山人老師がおっしゃったように、その通りではありますが、
それを判断するだけの眼力はまだまだで
さまざまゆっくり勉強中です。

このたび、ご縁があり大崎さまにお会いする機会をいただきました。
漆器の息を止めてしまうほどの美しさはもちろんのこと
大崎漆器店のえつこさんが教えてくださったお言葉が心に残りました。
器は育むもの。長い年月をかけて大事に使えば、趣が変わってきますよ。

自分の手で大切に使い続ければさらなる宝物になる。
新しくてぴかぴかでなくとも、
年をとっていくことの幸福を教えてくれるような気がして、この皿を選びました。
初めましてのお皿には諸塚村の栗と赤ワインで煮た渋皮煮をのせて。
上の写真はある日のあさごはん
深まる秋は、炊き込みご飯が食べたくなり、それには焼き魚と、べったらと、卵焼きは
はずせないわと出来上がったワンプレート。
どちらも日常の一品が、おいしそうになり、心弾みました。

輪島塗の渋い紅のお皿。台湾レッドだったり、このごろ赤にご縁があります。
めっきりと赤を持ったり、身に着けたりした習慣がなくなっていたのですが、
好きな色は赤でした。ランドセルも。
元気をくれる色だなと、再認識するこの頃です。

久々に東京で再会した友人がワインレッドのお洋服で現れ
うっとりと眺めていたら、
大崎さんをご紹介してくれたのも彼女で
やっぱりご縁を感じました。