南投県の大学にて若手農業者の方々との論壇に出席しました。台湾でも日本と同じく農業の六次産業化がすすめられていますが、日本のような法整備はまだ整っておらず皆さん独自に進められています。成功した方や、これから取り組んでいきたい方との意見交換会でした。
どの世界にも流通業界があり、小売業界があり、そこと競うための競争力をつける商品ではなく、農業者が心から満足できることを主体にしたモノづくりに重きを置くべきではないか。ひとそれぞれ満足の物差しは違いますが、自分の持つ力を出し切れた時に心は達成感を得られます。それぞれ何をしたいのか。深く突き詰めることも大切ではないかとも話し合いがされました。
また海外とのやりとりについて、国が違うと常識と感じる部分も違うので、こちらが当たり前に感じて話さなくても大丈夫と思っていることでも、相手には違ったりします。そんな違いは1対1の関係よりも、出来れば何人かで意見交換しながら関係を築くことの方がより理解が深まるしトラブルも少ないのだなと実感しました。
野菜果物研究家としてご紹介いただきました。
台湾では論壇形式のイベントがよく開催されるのですが、どれだけかしこまった会場でも休憩時間があり、お茶とお菓子の時間が持たれます。ずらっと並んだスイーツと紅茶や烏龍茶をバイキング形式に取ります。たくさんお昼を満喫した後でも、食べたことのないスイーツを見ると別腹でそれぞれたべてしまうという。とほほながらもおいしい時間を過ごしました。