台湾スパイス

高雄でのイベントもおかげさまで無事に終えることができました。台湾と日本。同じアジアでも異文化の私たちがコミュニケーションをとるためには、互いの違いを認め、その違いやギャップを受け止める気持ちが必要です。最初から自分の視点でものをみて、おかしいととらえてしまうと、コミュニケーション以前の段階で誤解が生じてしまい、会話すら成り立ちません。

私は差異を感じると、すぐに理由について考え込んでしまうのですが、そんな時、真摯に話を聞いてくれる台湾の友人たちからこの視点を学びました。これまで長い時間をかけて話し合い、違いを理解し、尊重する気持ちをお互いに持つことができたので、心を開いて話せる関係となれました。共通言語がお互い第二外国語の英語のため、敬語を使うスキルも持ち合わせておらず、結局シンプルな英単語を使うために、思いもダイレクトに伝えていますが、それがよかったのかなと思っています。ただ、、語学の必要性は日々感じるこの頃です。

こちら台湾の漢方薬局。お店の奥では個別の漢方診断が行われています。イベントで使用するスパイスと、日本の教室用のスパイスを仕入れに友人に案内してもらいました。まず驚くのがその種類の多さと、香りの強烈さ。シナモンといえども皮、粉、粒様々あります。薬剤師の店主がピンクの包み紙で手際よくスパイスを包んでくれましたが、持ち帰ったホテルの部屋はアジアの香りで充満してしまい大変なことに。その後ジップロックに詰め直し、袋を三重に入れて帰国しましたが、いまだにスーツケースはスパイスの香り。どうぞ今月のラボでお確かめください。